低開発の記憶
監督:トマス・グティエレス・アレア
1970年 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭ドン・キホーテ賞、FIPRESCI賞
1974 年 全米批評家協会ローゼンタール基金賞
1961年、煩わしい妻や家族らが出国するなか、「これで小説が書ける」と、ひとりハバナに留まる決意をした資産家セルヒオ。経済的にも精神的にも「低開発」だとキューバを傍観していた彼は、社会と人々が変化していく中で、すがるように人生の記憶を辿りはじめる。ピッグス湾からミサイル危機までの社会背景を映し出す、貴重なドキュメンタリー映像も織り込まれた、キューバ不朽の名作。
2007年ユーロスペースにてレイトショー公開。8週間のロングラン。
1968/デジタル・リマスター版DVCAM/モノクロ/97分
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予告編