12:00 「12の椅子」
14:30「スリーピング・ボイス~沈黙の叫び~」
16:45「ブエノスアイレス恋愛事情」
あっという間に金曜日。間もなく最終週に
突入する「ラテン!ラテン!ラテン!」。
今日1本目のキューバ映画「12の椅子」は
最後の上映。トマス・グティエレス・アレア監督作品で
革命直後の1961年制作で、当時の様子を残して
置くために、外でロケを決行しました。
物語は、ブルジョアだった男イポリートが、
義母の死の床で、「財産を国に没収されないように
ダイニングセットの12脚の椅子のひとつに
宝石のコレクションを隠した」ことを聞き、
その椅子を探すためにハバナに戻って来ます。
でも、すでに、屋敷も椅子も
国の財産となっていて、椅子は散り散り、
バラバラに…。
見つかれば相当な金になる、ということで、
元運転手の男が手伝うことを約束するのですが、
もう、ご主人でもなんでもない、皆、平等に
なったのだから、というところが、この物語の
ミソで、まだ昔のままの考えでいるブルジョア男が
椅子を探し求める過程で、どんどん崩壊していく
というブラック・コメディです。
期間中、劇場でDVDを3,000円(税込み)で
発売中です。
今回上映されるキューバ・クラシック映画の
予告編をこちらに。
それぞれの最終上映日時です。
「ルシア」5月10日(日)12:00
「ある官僚の死」5月9日(土)12:00
「低開発の記憶」5月14日(木)14:30
2本目はスペイン映画「スリーピング・ボイス~沈黙の叫び~」
明日から、上映時間が変わり、16:45からとなります。
原作のドゥルセ・チャコンの同名小説や内戦に関しては、
パンフに書きましたので、ご興味ある方は、ぜひ!
3本目はアルゼンチン映画「ブエノスアイレス恋愛事情」
公式サイトに、この映画をめぐるブエノスアイレスガイドを
書いています。
マリアナが訪れるプラネタリウムや物語がある
カバナビルなど、ブエノスアイレスを訪れる方は、ぜひ!