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祝・映画の日。5月1日(金)ラテン!ラテン!ラテン!本日の上映

12:00「スリーピング・ボイス~沈黙の叫び~」(スペイン)
14:30「ブエノスアイレス恋愛事情」(アルゼンチン)
16:45 「ある官僚の死」(キューバ)

「スリーピング・ボイス~沈黙の叫び~」については、前回書きましたが、初日は、東京大学の柳原先生とのトークで、上映作品をかなりご紹介していただきました。
 
今日の2本目は、「ブエノスアイレス恋愛事情」これはレンタルDVDも出ているのですが、ブエノスアイレスの街並や建築物の細かなところは大きなスクリーンでしか見えない部分もあるので、ぜひ、確かめてくださいまし。

あとは2人の部屋の中の小物類も…。
 
ラテンアメリカの監督や映画関係者には、建築好きの人が多いので、(磯崎新の建築から日本の「間」を研究しているメキシコ人もおります)この作品が、ヨーロッパ各国で上映されたのも、「建築」と「人」の関係が描かれているからかと。

色々な皮肉も含めて、とってもアルゼンチン的な作品です。これデート映画にもいい!と思います。壁は人をつなぐのものでもあり、隔てるものでもある、というところから側壁(共有壁)の意味の「Medianeras」が原題です。

予告編
そして、そろそろキューバ映画が出て来ました。

今日は「ある官僚の死」トマス・グディエレス・アレア監督作品で、コメディですが、皮肉たっぷりな作品です。
映画紹介(スペイン語)叔母の年金をもらうためには、叔父の労働者証が必要なのに、りっぱな労働者として亡くなったから、と労働者証と一緒に埋葬してしまいます。なんとか叔母のために、掘り返し許可を得ようとする甥っ子が、あちこちにたらい回しにされるうちに、ついに、自分で掘り返そうとしたところから、次々に問題が起こってくるのですが…。
 
これって、今の日本でもあるよねえ、と思えるお役所気質が次々に出て来て笑えます。当時のキューバでこの映画が作られた、というところにキューバの魅力がある気がします。
 
そのあたりを書いて、「女性のひろば」に掲載いただいた記事を貼ってありますので、ぜひ、ご一読を!

また「ある官僚の死」「12の椅子」「低開発の記憶」「ルシア」は、レンタルDVDがないので、この機会にぜひ、スクリーンで!

(劇場ではDVD、3,000円均一大特価で販売中です)