(あああ~ん、また更新が滞っとる!)と
自分に突っ込み入れながら…
戻って参りました、ようやくサンセバスティアンから。
せいぜい1週間だったのに、中身が濃かったので、
東京に戻ってから何もかもが新鮮!
現地時間の21日~26日まで映画祭期間中に
行われたインダストリークラブ(映画の売買を
するマーケット)と第二回ヨーロッパ・ラテンアメリカ
共同製作フォーラムに参加しました。
なぜに日本人の私が、とか諸々、詳しくは、明日。
(映画祭自体は20日~28日まで)
会議やらパネルディスカッションやらに参加せねば
ならず、思うように映画が観られなかったので、
ちと欲求不満気味。
でもまあ、仕上げに入っている作品や、
これから生まれようとする作品をプロヂューサーや
監督から聞くのもワクワク。
ということで、ここで気になった受賞作品を
ご紹介。(全受賞作は英語でこちらに)
日本では是枝監督の「そして父になる」が
観客賞を受賞したので、ニュースで紹介されたろうな、
きっと。
今回のビックリはゴールデン・シェル(作品賞)の
ベネズエラ映画「PELO MALO」(BAD HAIR)
小学校のイヤー・ブック(年間アルバム)に載せる
写真を撮るために、髪の毛をかっこ良くストレートに
したい9歳の男の子と母親(シングルマザーで無職で
乳飲み子も抱えている)との物語。カラカスを舞台に、
大作を押しのけて作品賞。
すみません。この映画のシノプシスを読んで
余り興味わかなかったので観てましぇん。
監督のマリアナ・ロンドンは造形美術家でもあるので、
1本目から注目されていたけれど、2本目の「レニングラードからの
ポストカード」が、ぶっ飛んでたのを覚えてる。
シルバー・シェル(監督賞)は、久々に新作を撮った
メキシコのフェルナンド・エインビッケ。
CLUB SANDWICH。
「ダックシーズン」が公開されたので
覚えている人もいるかも。このプヨプヨの男の子が
メキシコの中流以上の男の子の典型で面白そうだけど、
エインビッケだからタダでは済まないだろうと期待。
シルバー・シェル(女優賞)は、LA HERIDA(「傷」)の
マリアン・アルバレス。
シルバー・シェル(男優賞)は、LE Weekendの
ジム・ブロードベント。これは珍しくチケット取っていたのに
会議が長引いて行けず。
30年間結婚していた夫婦が、パリに行ってお互いを
見つめ直す、と、ひと言で言えそうな映画だけれど、
役者たちを観たかった~。これは公開の可能性も
あるかな、と。
ラテンアメリカ映画賞は、ブラジルのフェルナンド・コインブラ監督の
「O LOBO ATRAS DA PORTA」(A WOLF AT THE DOOR)
正直言って、今回、コンペ作品には、余り食指が動かず
新人監督部門やとんがった映画を選ぶZabaltegiの中に
観たい作品が多かった。コンペ作品の大半は、すでにトロント国際
映画祭に出品されているので、新鮮味がなかったかも。
ラテンアメリカ映画部門もカンヌ映画祭で、すでに観た作品が
多かったし。。。(なのにHELI のことしか書いてない!)
映画館が遠かったり、満員で入れなかったり、帰国後の上映だったりで
余りリアルタイムで観られなかったけれど、
こういうのも出会いなので、逆らわないことにしてる。
明日は、フォーラムで出会ったキューバの監督とプロデューサー
メキシコの女性映画人トリオについて書くことにしまっす。
早く書いてしまわないと忘れるからなあ。。。。
(あ、カンヌで書き残したことも、そのうち)