いやいや、またまた、やってしまいました。
この本能の呼び声に勝てない私…。
カンヌ国際映画祭が近いので、毎日、山のように
メールが来る中、ひょいと目についた1本。
「4dias TODO O NADA!」
(あと4日、オール・オア・ナッシング!)
うん?またこれは、「宝くじ当たりました!」みたいな
ジャンクメールなのだろか、と思いつつ、
珍しく開いてみると、ボリビアの若手女性監督に
よる作品のクラウド・ファンディングだった。
そういえば、グアダラハラ映画祭でも聞いたような気が。
でもまあ、今年は、仕事も持って行って
(その成果がこれ→国際交流基金「アルゼンチンの
知られざる劇場事情」)
映画を観るのがやっとだったからなあ、と
思って、サイトを見ると…。
にゃんと!「今夜、列車は走る」で映画デビューし、
その後、数々の作品にでているナウアル君では
ないか。(「今夜、列車は走る」のアベル(息子役)ね)
これは、何かの縁!
う=ん、どうするのか。このままシカトするのか。
と色々、考えた末、若き監督とメールのやりとりすること
2日間。ついに、アソシエート・プロデューサとして
参加することに。
もちろん、日本で公開すること大前提。
次回作のプレスを泣きながら(いつもだわね)書いたいま、
やっとご報告、ということに。
また、彼らが新たなファンドレイズをすると思うので、
その時には、また、お知らせします。1ドルから参加できるので、
映画の制作過程を一緒に楽しみましょう!!
で、今回のゴール達成を喜ぶ監督とプロデューサーの
写真が公開されました。
↓
こちら
これに心動かされたのは、ナウアル君の存在と同時に
監督もプロデューサーも女性だから、ということが
ありました。しっかし、エネルギッシュだぜ、みんな。
根拠ないけど、自分のこと信じてるもんね!!
ということで、ティーザーはこちら。
ブエノスアイレスからコチャバンバまでのロードムービーで、
エゼキエル君の人生(って、まだ26歳なのだが)が
凝縮されている。でも演じるのは、ナウアル君なのだ。
クリエイティブ・ドキュメンタリーと銘打った本作、
はてさて、どんな映画ができることやら。
簡単なストーリー
8歳のときにタンゴ・ダンサーだった父親に捨てられてから、
里親を転々とし、やさぐれた若者だったエゼキエルが、
20歳のときにボリビア人の女性と知り合って、初めて、
「俺って、だれ?何者でもない自分って、なんだろ」と
まずは父を捜す旅に出る。
ザックリいうと(ザックリ言い過ぎか)そういうお話です。
はっきりいって、「自分探し」は余り好きではないし、
ドキュメンタリーとなると、う=んと思うのだけど、
この作品に関する監督の想いを読むと、個人を掘り続けて
普遍性にたどりつくような気がした。だから、別の人物に
演じさせるのね、と。ナウアル君は旅をしながら、
エゼキエル君になる訳で、そのナウアルを見つめながら
エゼキエルは自分自身になっていく…。そんな気がします。
単なる勘ですけど。
スタッフたちが一緒に旅をして(料理も自分たちでしつつ)
コチャバンバまでたどり着く、今回のファンドは、その
旅の経費なのでした。最後は祭りのシーンになる予感なので、
時間と金が許せば、撮影現場にも行ってみたい!なんてな。
このKickstarterは、金額によって色々なお土産が
もらえるので、それも楽しみよ。
次回、新たなものが上がったら、ご紹介しますです。
でも、彼らは英語でも書いているので、お勉強代わりに
読んでみてくださいましね~~~♬