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東京国際映画祭「小学校!」のイバン・ノエル監督

現在、開催中の東京国際映画祭に出品されたスペイン語の
映画について、前回のUST「映画、言いたい放題」で
語ったのですが、にゃんと!予告編ご紹介に失敗したため、
こちらで補強を。そして、それとともに上記USTを全体公開しまっす。
とほほ。ちゃんと準備しとけよな~~っ、と思われた
みなさま、まさにその通りです。
まず、最初は「小学校!」(って、この邦題、原語からそのままで、
まさに小学校の話)すでに上映が終わっているのですが、
面白いのは、このイバン・ノエル監督。
ラテン!ラテン!ラテン!-ivan
11歳で8ミリの短編を撮り、その後、なんと13歳で、
英国の王立音楽学校に学び、クラシックギターのソリストになる。
ヨーク大学ののち、パリのFEMISで映画音楽の作曲を学ぶ。
父親が他界したため、音楽と演劇の教師としての
キャリアを築きながら、3本の短編を制作。
アンダルシアで一作目の長編映画“En tu ausencia”を撮影。
脚本、監督、音楽、製作を自ら行った低予算映画でありながら、
バンクーバ国際映画祭で認められ、米国でDVDが発売される。
2作目の“Brecha”をへて、「小学校!」は3本目の長編作品。
3本とも子供が主役。実際、今も映画や演技のワークショップを
行っている。
なんて、多才なんでしょ、と思いながら、でも、このかた、
ホセ・ルイス・クエルダ監督(「蝶の舌」)が言った
「スペイン映画は死にかけている」
という言葉に
「それは、間違っている!」と反論し、
「金がないから良い映画ができないなんておかしい」と
自らの製作会社をたちあげ、100%インディペンデントで
制作を続けている気骨ある方なのよ~。
第一作目は自己資金で始めて、ポスト・プロダクションで
配給会社がついた、というもの。
En tu aucensia 主役のパブロが超かわいい。

Primaria! (「小学校!」)
ロケは、セビリアのサン・フランシスコ・デ・パウラ小学校で。
この作品は、3作ともに主演しているフランシスコ・アルフォンシンとの
共同脚本。

現在、制作中の“Vuelve”ティーザー

Brecha だけ監督がアップした予告編がなかったので、
チラシ画像を。
ラテン!ラテン!ラテン!-brecha
長くなってしまったので、「隠れた瞳」のディエゴ・レルマン監督については
次回に…