ああ、もう目前に迫っているのですが、
こんな時に3週間も日本をあける、という無謀な計画のため、
前倒しの仕事や山積み。
最後の最後までやってるんだろなあ、と
思いながらも、飛行機の中でホッとできることを夢見て
日夜、作業を続けているvagabunda です。
先々週は、酔っぱらってデジカメなくすわ、
(「酔っぱらいの独りごと」)
飲み過ぎで使い物にならないわ、の連続でしたが、
さすがに先週は、一度も飲みに行かず。(行けず!)
ストイックに、京都や大阪に送る
キューバ映画祭の物販の梱包やら、請求書やら、
早めの振込準備やら、もろもろ原稿やら。
で、まだ準備してません。とほほ。
ところで、スペイン大使館からスペイン映画のミッションが
来るというお知らせを度々いただき、時期を同じくして
行われるスペイン映画祭(って呼んでいいのか?)の
カクテルにもご招待が…。
スペイン映画祭と言えば、今はなき六本木シネ・ヴィヴァンで
行われたスペイン主催の映画祭が、昨日のことのように
よみがえるけれど、あれは、確か1998年だったような・・・
もう10年以上前?!
カルロス・サウラ監督や1本目の「Familia」(邦題「カット!世にも奇妙な一族」)
を撮ったばかりのフェルナンド・レオン監督らが来日して、毎回、満席みたいな
感じだったのを覚えている。もちろん、配給会社を招いての
パーティもあった。でも、当時は、まだ傍観者だったので、
「へ~~っ、スペイン頑張ってるのね」ぐらいにしか思わなかった。
そのときは、現在、某映画祭事務局にいるK君と
2人で通訳として参加していて、私は、なぜか、
早朝に築地に行きたい、というレオン監督や若手女優たちが
眠らないように、カラオケに行ったんだな、これが。
ああ、懐かしんでいる場合ではない。
ちょうどキューバにいるときなので、私は行けなくて、残念なのだが、
実は、今回、ブエノスアイレスに行くのは、初のフィルム・マーケット
Ventana Surに参加するため。
カンヌ映画祭のマルシェ(マーケット)と組んだ、
「ラテンアメリカ映画を買わんかい、こら!」
という集い。
現在のアルゼンチン映画協会会長が女性で、
バンバン行くぜい!って感じなので、映画祭ではない、
業界のビジネスのためのマーケットなのだ。
とはいえ、スクリーニングもあるし、ビデオ・ルームも
併設されていて、最新作が観られるようになっている。
特に面白いのは、普通は映画会社とか配給会社が
ついていないと出せないものだけれど、監督自らが
インディペンデント作品として出せること。
そこがラテン系なのね~って感じで、
欧米からも数多くのバイヤーたちが来るみたいです。
中には、ご招待の方もいらっしゃるようですが、
そこは、それ、自腹切って行くからこそ、
よい作品との出会いがなければ買わない、という
姿勢を貫けるというもの。
恥ずかしながらの初ブエノスアイレス。
次回作の脚本の翻訳をした縁で知り合った、
フランス人でブエノスアイレス在住の監督、
おすすめのアパートメントホテルに泊まることに。
1週間、住んでる気分で過ごします。
キューバ映画祭では中々かからない作品を中心に
観て、その後、ハバナの映画祭へ。
そのあたりの行程などは、こちらに書いてます。
今回、ハバナには、なんと、
映画関連の30代の女子3人が一緒に行くことに!
どうなることやら、珍道中。
「無謀な計画」