連日の忘年会で中々更新できなかった映画祭第二弾。
前回は、フィト・パエスについて長々と書きましたが、
今回、もう一人、ラテン系スター俳優が映画祭に参加
していました。
このブログでも以前にご紹介した、ハビエル・バルデム!
ガルシア・マルケス原作の「コレラ時代の愛」と
コーエン兄弟最新作「ノーカントリー」に出演している
バルデム。「ノーカントリー」では、ゴールデングローブ賞
助演男優賞にノミネートされている。
今回の映画祭参加は、自身のプロデュース作品上映時の
舞台挨拶のため。
初日のカクテル・パーティにも居たようで、
みんな探していたんだけれど、舞台挨拶で見たバルデムは、
映画や写真よりかっこ良かった。
うっすらとヒゲをはやして、Tシャツ、ジーンズの
ラフな格好で登場。
1500席のYARA劇場満席の中で上映された
「Invisibles」
協賛はMedicos sin Frontera(「国境なき医師団」)
スペイン支部20周年を記念しての協力とともに、
スペインのカスティーリャ・レオン州も20万ユーロを提供。
現在、世界で起こっている紛争(3編)と疫病(2編)についての
ドキュメンタリーや「Doc-drama」と呼ばれる
ドキュメンタリー・フィクションの短編5編。
監督たち5人とハビエル・バルデム
写真左から
マリアノ・バロソ(スペイン)
「Los Suenos de Bianca」(ビアンカの夢)
中央アフリカ共和国の「睡眠病」
ヴィム・ヴェンダース(ドイツ)
「Invisible Crimes」(見えざる犯罪)
コンゴ民主共和国で起こる性犯罪
イサベル・コイシェ(スペイン)
「Cartas a Nora」(ノラへの手紙)
ボリビアの「Chagas病」
(日本ではシャーガス病と呼ばれている)
フェルナンド・レオン・デ・アラノア(スペイン)
「Buenas Noches, Ouma」(おやすみ、オウマ)
ウガンダの紛争で翻弄される子供たち
ハビエル・コルクエラ(ペルー)
「La Voz de Piedras」(石たちの声)
コロンビアの武力闘争
日本で知られているのは、ヴィム・ヴェンダース
とイサベル・コイシェぐらいかなあ。
フェルナンド・レオンは、疑似家族をテーマにした
初監督作品「Familia」(邦題:「カット!世にも奇妙な一族」・・なんでやねん)
が公開されたけれど、観た人は少ないだろうなあ。
詳細は長くなるので、まずは、予告編をどうぞ!