12:00 「ルシア」
14:50「スリーピング・ボイス~沈黙の叫び~」
16:45「ルイーサ」
今日から「スリーピング・ボイス~沈黙の叫び~」の
時間が変わります。
今日は1本目の「ルシア」が長いため、上映開始は
14:50からです。
明日からは、通常通り14:30。
さて、今日の1本目はキューバ映画「ルシア」
ウンベルト・ソラス監督の超大作で、
あの当時、女性が主人公の映画が少ないなか、
同じ名前を持つ3人のルシアを中心に
キューバの歴史をひもとける作品です。
2度だけの上映ですので、お時間あれば、ぜひ。
1人目のルシアの舞台は、まだスペイン統治下のキューバ。
スペインからの独立を求めた闘いが激化するなか、
教会に通う女性たちの関心は早く結婚相手を
見つけること。ルシアは、ようやく一人の男性と出会い、
恋に落ちるのですが…。男性の何をみて結婚相手として
考えるのか、は今に通じるものがあります。ああ、切ない。
そして、気づくと歴史に翻弄されていることも…。
2人目のルシアは、アメリカの支配が強まる1932年。
上流階級の娘ルシアは、母との軋轢の中で、ひとりの
男性と出会い、当時のマチャード政権を倒すために
闘いに身を投じることに…。
3人目のルシアは、革命直後の196X年。働き者のルシアと
古いタイプの夫(若いけれど)との関係を描いていますが、
これが一番、明るくて笑えます。周りのおばちゃんや
おっちゃんたちが、色々、助言してきて、若い夫婦を
何とかうまく機能させようとするのですが、それが
革命直後に新しい国を作ることと連動しているところが
見所。初めて都市ではなく農村で働くルシアが出て来ます。
あの名曲「グアンタナメラ」
今日の3本目はアルゼンチン映画「ルイーサ」
フィルム上映です。オリジナル音楽が楽しく、
主演のレオノール・マンソと、これが遺作となった
ジャン・ピエール・レゲラスの共演がみどころ。