ぴあの出口調査で、観に来て下さったお客様の満足度を
はかる、ぴあ観客満足度。
「ルイーサ」は、3位でした~。
ぴあ初日満足度
ただ今、発売中のキネマ旬報の星取り表にも登場しています!
そして、昨日の日経新聞夕刊にも映画評が掲載されました。
「ルイーサ 立ち直る姿 ユーモア交えて」
(映画評論家 村山匡一郎さん)
先日、ご紹介した「アルゼンチンを知るための54章」著者
アルベルト松本氏の感想も・・・
「LUISAを通じて人間の生きる力強さが伝わる。
定年直前に会社が倒産、または解雇されてその月の賃金ももらえないということは
南米ではよくある話であり、裁判を起こしても中々「正義」は実らない。
独り者にとって大都市での生活はどこでも案外孤独であるが、
近所付き合いやちょっとした奇遇によってその時々の「仲間」によって
小さな目的であっても、生き甲斐を得ることは可能だ。
ラテンの社会だからといって毎週末友達や親せきを呼んで
ホームパーティをしているわけではなく、毎日が楽しく、
陽気でいられるわけではない。
喜びや悲しみの表現は豊かであるかも知れないけど、
日本より家族愛が溢れているわけでもない。
悩みや不安、怒りやあきらめは日本より大きいといえる。
LUISAは、解雇されるまで稀薄な人間関係だが、
それでも一つひとつの出会いから多くのことを学び、
その学習によって自ら問題解決に向かう。
必要以上に自分を追い込み、時には命まで放棄する今の日本には
最も適したアドバイスやヒントがたくさんある。
ブエノスアイレスでは、誰もが力強く、時にはちょっと(かなり)ずうずうしく、
そしてたくましく生き抜いていくのが人生である。
生きる情熱があってこそ、どん底から立ち上がり輝けるのかも知れない」
アルベルト 松本
ブエノス生まれの日系二世来日20年
「アルゼンチンを知るための54章」(明石書店)等の著者
http://www.ideamatsu.com