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ここが知りたい!普天間基地移転問題

GWに仕事というのは、日頃、遊んでいるツケなのですが、
どうも気になって仕方がないので、書いてしまいます。
「普天間基地移転問題」
ここまで嫌がられたら、海兵隊も嫌だろうと
思うのだけど、ちまたの報道を見ている限り、
疑問がよぎって仕方がない。
なぜに政府は国内移転したいのか?
ほんとにしたいのか?
4月25日に行われた普天間基地移転反対集会に9万人が集まった、と
NY Times は写真入りで報じた。
記事と写真は共同通信のものを使っていると思われるけど、
国内のメジャー新聞の伝え方をみると、なんじゃらほい、
である。沖縄の新聞と赤旗は一面だったけど。
普天間基地移転問題については、何について議論しているのか、
全く分からない状況だ。焦点がずれている。
いったい、誰が普天間を国内に移転させたいのか?
米国、それとも日本?
グアムへの移転に関しても口をにごしているけれど、
国防総省の公式サイトの監察官室、会計担当副監査官室のなかに
2010年度予算で行われる海兵隊基地のグアム再編計画が入っている。
これによると2010年度第3四半期から始めて、
2014年、再編完了をめざすとのこと。
この中に沖縄からグアムへの基地移転費用約100億ドル(およそ一兆円)のうちの
約60億ドル(およそ6,000億円)を日本が負担することになっていると
記載されている。(つまり6割が私たちの税金、ドルが強くなると
金額は上がっちゃうけど)
米国は財政面の苦しさから現在、世界の米軍基地の
統合計画を行っているけど、沖縄からグアムへの海兵隊の移転は、
具体的な計画に入っている。
それに約8,000人の海兵隊と家族が移ると残る海兵隊は約2,000人
(宜野湾市長の弁)
当初から国防省はグアム、テニアン、サイパンへの再編を
考えていて、先日、テニアン上下両院が受け入れ承認した。
財政的に苦しいから日本が基地を作ってくれて
「思いやり予算」(!)くれるなら、辺野古がいいなあ、
というのが米国の本心ではなかろうか。
星条旗新聞は、しきりにテニアンを取り上げている。
テニアンが在沖海兵隊の選択肢か
テニアンが普天間移転の主役に乗り出す」
この新聞社(西麻布にあるんだよなあ)、先日の9万人
反対集会に現地にいって、取材しているんだけど、
「集会に来ている人は反対派ばかりではない」として、
「幸福実現党」の人のコメントを紹介している。
(”Happines Realization Party”って、そのまんま)
知ってか、知らずか星条旗新聞。
現在のところ日米双方とも現在、損得勘定中?
どちらにしても、こうして考えて行くと徳之島への
移転というカードはないに等しいと思える。
住民の反対はもとより、米国だって地理的なことを
考えればテニアンに行く方が良いはずだ。
日本が運営費までお金(私たちの血税)だしてくれるならさ、と
いうところだろう。
では、政府がなぜ、ここまで海兵隊を
置いておきたいのか?そこが分からない。
中国と北朝鮮からの脅威というけれど、海兵隊って、
ヘリと戦闘機の航空部隊と戦車なども保有する
上陸作戦部隊。てことは、北朝鮮や中国がわざわざ
侵略しにくる、という想定なのか?
テポドン撃つだけですんじゃうのに
抑止力にはならないだろう。
ほんと宜野湾市長が言うように、
「お守り程度」かもしれないのに。
政府が国内移転にこだわる本当の理由が知りたい。
その後、自衛隊が使うため?
建設業界の活性化?
メディアには、ぜひ、そのあたりを
追求していただきたい。
首相はゆらゆら~っとしながら、
5月末の時間切れで、「やっぱりムリです」と
言えるよう国内の根回しをしているのか。
そこまで策士だったら、ちょっと見直したりするけど。
本当に考えるのなら5月末とか言わなくてもいい。
根本的な問題(日米安保に憲法9条)に
ついて議論できる良い機会なのに、と思わずにはいられない。
のらりくらりと逃げられるだけ
逃げ続けるのかなあ。根本的な問題から。
なぜ、辺野古?利権?