長らくご無沙汰してしまったような気がしますが、
ブエノスアイレスのフィルム・マーケット、Ventana Sur、
怒濤の4日間が終わりました。
ただいま、現地時間は、12月1日、午前1:43
日本とは12時間の時差です。
さすがにグッタリですが、何とかがむばって書いてみようと。
Ventana Sur 概要
開催期間:11月27日(金)-30日(月)
開催場所:HARRODS
より大きな地図で ブエノスアイレス・フィルムマーケット を表示
スクリーニング・フィルム数:45本
(1本1回上映、プエルト・マデーロにあるシネコン
Cinemarkにて)
ビデオブース:420本(公称)
(実際には、アップされていない作品も…)
参加会社:727社(公称)
(中には来ていない会社も…)
参加者:1,151人(公称)
(中には来ていない人も…)
参加者の中には、プレスや大使館の人々も
入っているので、数は定かではありませんが、
とても盛況でした。
街路にはVentana Sur の旗が。(画像はクリックして拡大してね)
開催場所は、90年代の経済危機で
閉鎖された英国系のデパート、HARRODS(ハロッズ)。
フロアぶち抜きなので、とっても広いです。
閉鎖後、内装を取り払いイベント会場として使われて
いるとのこと。
商談コーナーにテーブルを出している会社は、約50社。
途中で、ブースセクションのフリーテーブルに
社名が貼付けられたり、テーブル出していても
人がいなかったり、いやはや、データをとるのは
難しいのは、アルゼンチンも同じです。
内部。広すぎてうまく撮れないですが、
この向こうが商談スペース。
でも、ここにも…
ブースはラテンアメリカ各国の映画協会や
ブエノスアイレスのフィルム・コミッションなど。
キューバ映画芸術産業庁ICAICのブース。
午前9時から開いて、19時まで、コーヒーやプチサンドイッチ、
プチケーキなどがつまめるので、朝食、昼食代わりに
している人々も多数あり。
でも、まあ、ラテン系ですからして、アポを
とっても、現れなかったり、別の人が来ちゃったり、
とってないのに、「今、話そうぜ」と、
急に人のテーブルで商談始めたり、と
自由というかカオスというか、熱気と活気は満載。
18:00になると、内輪で勝手に名付けた「ハッピーアワー」が
始まり、ワインがふるまわれ、タンゴも…。
私はスクリーニングでは1本しか観られなかったので、
あとはビデオブースにて。
本当に観たい作品がアップロードされていなくて
ガッカリなこともありましたが、そういったのは、
ハバナで観られるからいいや、と割り切り、チェックした
30本ぐらいを次々に観つつ、その合間にミーティングを
こなした3日間でした。
29日にクロージングパーティがあり、30日には
すでに閑散としていたので、ゆっくりビデオを
観ることができました。
2008年以降の作品だけで、こんなにあるのか、と
驚きますが、そこは、それ、ピンキリなので、
観ている間に気を失っていたことも。
これまでハバナやグアダラハラでは
出会えなかったオモロい人々と出会えたことも
大きな収穫でした。
でもまあ、警備というかチェックがえらく
厳しくて、IDをとるのに、長蛇の列。
入り口でのチェックに加えて、商談コーナーに
入るのもチェック。何なんだ、こりゃ?って
感じでしたが、カンヌやAFMにしか参加したことが
ない欧米の人々にとっては、リラックスできて、
すごく良いマーケットだ!と好評でした。
警備のお兄さんたち
ラテンアメリカで映画祭併設ではなく、
マーケットだけを行うという初の試みは、
成功だったようです。
でも、おそらく第一回目ということで、
莫大な予算をかけて行ったでしょうから、
果たして来年も続けられるのかどうか、
というところでしょう。
書き始める前に終わってしまったマーケットですが、
今日は、ひそかにブエノスアイレス市とスペインの
セビリアの映画団体が共催でパーティをするかも、
という噂が流れています。
誰も詳細を知らないのですが、本当にあるなら、
口コミで人が集まってしまうのが、ラテンアメリカの
面白いところ。
どちらにせよ、2夜連続のパーティと、
パレルモ・SOHO(ハリウッドやブルックリンもあるなんて!)で、
アルゼンチンのプロデューサ、ペルーの女性監督ら4人で、
朝5時まで飲んでしまったツケが回ってきております。
おお、もう午前3時半だ。
ブエノスアイレスでは、WiFiがつかえるので、
今のうちにアップせねば、と書き始めましたが、
睡魔が襲ってきたので、今日はこれまで。