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LUCIAとBoga Boga Marinela/バスクとニュージーランドって…

いやはや、何をしておるのだ、私は。
今回の作品、ウンベルト・ソラスの「ルシア」
ルシアという名の女性を主人公として、1部はキューバ独立戦争、
2部は1932年のマチャード打倒の革命、3部が、
196X年(キューバ革命直後)という3つの歴史を
描いているのですが、その中の第一部で、スペイン側兵士
(スペインからの独立戦争ですからして)が、よれよれになりつつ
口ずさむ歌が、どうも気になって、調べてしまいました。
この部分は、スクリプトもなく、英語版でも訳されて
いないので、聴き取りしなければならないのですが、
スペイン語じゃない!!
普通なら、訳さなくても、という所ですが、
「苺とチョコレート」も全部、聴き取りで、
歌詞を訳してしまったことから、気になって仕方ない。
というより、意地か。
あ~ん、こんな事してたら、時間が・・・と
思いながら、調べること半日で、やっと分かりました。
それがBoga Boga Marinela (ボガボガ マリニェーラ)
エニェ(ñ) がでなくてすみません。
分からないはずです、バスク語だもん。
歌っているのは、最後のほんの一部。
バスク語の歌のサイトでも、映画の中で使われている
後半部のスペイン語訳がなく、バスク語ースペイン語辞書でも
調べられない~。(活用とか元が分からないもので)
「itsaso bazterra」
これが分からなかった。
ネットであれやこれや(おいおい、ええかげんにせえよと思いつつ)
調べてぶちあたったのが、こんなおもろい、日本に住んでいる
バスク人のサイト。
El Blog de IKUSUKI
スペイン語分かる方は、ぜひ、アクセスしてみて。
彼が体験している日本の社会と文化は、
もしかしたら、私たちにはあたりまえすぎて、
忘れている事かもしれない。
この人、すごい!!空手やら茶道やら、よさこいやら、
日本の文化を体感し、スペイン語でブログを書いていますが、
日本語も相当できるようです。
余りに面白かったので、朝の7時から思わず読みふけり、
結局、コメントに「おしえて~」と書いたら、
「Boga Boga Marinela」を探して、ここを見つけたなんて、
笑える、すごく懐かしい。学校で習ったから~。
と、あのミッシングリンクだった1文をスペイン語で
教えてくれたのです。
もう、ずっと喉にひっかかった小骨の
ごとく悩ましてくれた、あの歌。
それが、これ!!

おっちゃんたちが斉唱しております。
映画の中では、ボロボロの兵士が、ふと最後の3小節ぐらいを
口づさむ。ああ、これに、半日以上かかってしまった。
分かってうれしい。でも、時間かけすぎ。
で、この歌、ラグビーのニュージーランド代表All Blacks の
テーマソングになっておるのです。
それが、こっち。
途中から、すっげ~勇ましくなる。

あ~、どなたかラグビーかバスクに詳しい方、
教えてくださいまし、この不思議と思われる
組み合わせに。なぜにニュージーランドが、
バスクの伝統的な歌を。
初めて世界一周した、Juan Sebastián Elcanoが
バスク人だった、とか。
ああ、いか~ん、これ以上、深みにはまると、
仕事ができん!