珍しく日本でも、取り上げられている
中米ホンジュラスの軍事クーデター。
といっても、逮捕命令を出したのは最高裁だと
いっているが、銃をつきつけて、無理矢理、国外追放せよ、と
命令したのだろうか。国民投票の予定日に・・・?
やっぱりオバマ大統領が発言したからなのか、
日本も目を向ける。
イランの選挙もそうだしな。
同じようなことが起こっても、メキシコの2006年の
大統領選(左派が優勢も、アメリカ寄りの現大統領が勝利)は、
国内の報道規制もあったけれど、報道されなかったのにね~。
ま、あの時は、ブッシュだったからなのか。
いやあ、ほんとにアメリカ次第なのですね、と、
改めて感じるこのごろ。
さて、パジャマのまま大統領専用機でコスタリカに送られてしまった
というセラヤ大統領は、ワシントンに行ったのち「現地時間、木曜日に
首都テグシガルパに戻る。みんな待っててくれ、軍隊もまってろよ」てな感じで、
テレビで訴えた。
ロイターの記事によると、現米州機構代表のホセ・ミゲル・インスルサ(チリ)と
アルゼンチンのクリスティーナ・フェルナンデス大統領と一緒に戻るらしいが、
暫定政府は、「戻って来たら逮捕」と言っている。
一方、ミチェレッティ暫定大統領(この人、セラヤと同じ自由党。
国会の議長で、クーデターが起こったあと、即座に議会を招集して自ら暫定大統領に)は、
「クーデターなど、起こっていない。こちらは合法、
セラヤのほうが違法」という声明を出した。
でも、まあ、この暫定政府は現在、四面楚歌。
頼みのアメリカも中南米の親米政権も助けてくれないし、
「こりゃ、話が違うぞ」という雰囲気になっているのでは
ないだろうか、と推測してしまう。
以前なら、ニカラグアの時のように、ホンジュラスに
ばばっとアメリカと親米政権が集まって、サンディニスタに
対抗するコントラの基地になれたのに。
心配なのは、ここでチャベスが元気に口を出していることで、
自らもCIAに誘拐、監禁されたことがあるから、
「平和的に解決できればいいが、そうでなければ、
考えがある(軍事介入?)」という強硬姿勢。
う~ん、チャベス、時々、変な方向へ行くからなあ、
大丈夫かなあ。
(北朝鮮訪問したり、最も歴史ある民放テレビ局をつぶしたり
訳分からんことをするので、心配)
これはどこに着地するのか、ラテンアメリカ各国の動きから
目が離せない。
私としては、感情的な、ケンカしたがりチャベスよりも
エクアドルのコレア大統領あたりの
冷静な視点に期待したい。
そんなに前面には出てこないだろうけど・・・。
ついでといっては、何だけれど、2006年のメキシコ大統領選挙の
ドキュメンタリー「Fraude:Mexico 2006」(不正行為)を。
監督は、なんと!ハリウッドでならし、
(「僕の美しい人だから」「男が女を愛する時」など)、
最近ラテンアメリカに回帰しつつ「イノセント・ボイス」を撮った、
メキシコのルイス・マンドーキ。
一般の人々が撮ったビデオも含め300時間分。
投票用紙が焼かれていたり、有権者なのにリストに
名前がなく投票できなかったり、様々な「不正」を
暴いている。
このドキュメンタリーは、メキシコでは上映中止に。
ロペス・オブラドール支援のソカロの20万人集会は、
メキシコの新聞では、唯一、La Jornadaが掲載したのみ。
国内メディアは、徹底した自主規制を敷いた。
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今や太ったジェームス・スペイダーが若くて
繊細そうな男の子だったころの映画!
ああ、ファンだったのに・・・。
スーザン・サランドンもよかった。
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