冷静な対処を、とか言いながら、
一番、冷静じゃないのが厚生省や
マスコミのような気がするので、
岡部信彦・国立感染症研究所感染症情報センター長の
講演内容を。10ページありますが、とても
読みやすいので、ぜひ。
「新たな病気が出てくる時に一番大切なのは、
政府、行政、医療関係者など現状を判断する人々と
マスコミのパニック度を下げること」
まさにその通り!!
<新型インフルエンザの現状と対策>
地元神戸と母校、兵庫高校での感染者という
あの報道の嵐に、やっと当事者意識を
持ち始めて、いろいろ調べたところで
ぶちあたったこの講演内容。
神戸のホテルはキャンセル続き。
神戸まつりも急遽、中止。
神戸まつりの中止は、いたしかたないとしても、
ただでさえ、不況と失業が荒れ狂って
活気がなくなっている地元の人々が、
このインフルエンザのニュースで、
精神的に落ち込みそうなのが心配だった、
ということもあり、
「おお、こういう情報が一番、必要なのでは
ないのか、いま」と思った次第。
なんだかマスコミ情報は、どれもこれも
煽るばかりで、中身がない。
厚生労働省の発表も、だから何?の状況。
なので、ひとり1人が情報を持つ事が
大切か、と。
おそらくこれから首都圏でも出てくるでしょうが、
メキシコ人の友人たちは、
「何しろ、かからないようにすること」と。
そりゃ、そうだ。
そして、ストレスをためない。
大統領が「5日間、外出しないように」と
言ったときには、ホームパーティやってた友だちが
多かったメキシコ。
神戸の両親にも、この際、ゆっくりして
水と野菜と睡眠をとって免疫力を高めるとともに、
何か楽しいことをするように、と連絡しました。
こうなったら、みなで予防しましょう、という
しかないのではないか、と思います。
以前から思っていたけれど、
インフルエンザにかかった人への
「犯人」のような報道も気にかかります。
「水際」を「すり抜けた」という表現とかね。
本人だって発症するまでは気づかないのに、
どうも「イヤな」気分になってしまう。
感染ルートというのも、すでにむなしい。
もう、最初の高校生は、どのようにして
うつったのか分からないのだから。
なんか原因をみつけたいのでしょうが、
「犯人」を求めるかのような報道をするより、
具体的な情報や「休校」や「休業」の
期限の切り方など、本当に「冷静な」姿勢が
今、必要だと思います。