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カンヌ映画祭2009/監督週間オープニング「TETRO」予告編


コンペやある視点部門のラテン系作品をご紹介してきましたが、
今回は、監督週間。
オープニングがフランシス・コッポラ監督の「TETRO」
なぜ、ここでご紹介するかというと、
これは、アルゼンチンのラ・ボカでロケをしているのです。
英語が主体で、スペイン語もちょこっとの
モノクロ作品。一応、スペイン=アルゼンチン=イタリア製作なので、
ラテン系に入れました。
予告編

イタリア系アルゼンチン人の兄弟のお話で、
コッポラ自ら脚本執筆。
フィクションですが、自伝的要素が入った作品と
いわれております。
製作前には、アルゼンチンのスタジオに泥棒が
入って、コンピュータを盗まれたり、
当初考えていたマット・ディロンとスケジュールが
合わず、ビンセント・ギャロになったり、
ハビエル・バルデムが休養(?)に入って
役柄を女性に書き直してカルメン・マウラになったり、と
様々な紆余曲折をへて、カンヌ登場!となりました。
ああ、そういえば、アルゼンチンでスタッフがストをして
撮影が止まったこともあったっけ。すでに和解済みですが。
(制作側は否定しておりましたが、組合側は大々的に
アルゼンチンやスペイン語新聞に発表していましたね~)
4月中旬にコンペティションを断った、という
ニュースが流れましたが、結局、監督週間(これは、
公式部門ではなくて、選考もフランス監督会SFR)の
オープニングへ。
コンペより監督週間。
う~ん、でも、松本人志の「大日本人」
選んじゃったんだぜ~。
ビンセント・ギャロ好きとしては、ちょっと期待。
ラテン!ラテン!ラテン!-テトロ