今年のカンヌ映画祭、
招待作品にひっさびさの
アレハンドロ・アメナーバル!!
「海を飛ぶ夢」から5年。
あらら~、しばらく見ない間に、
こんなに大きくなっちゃって、というほど
予算がかかった映画
「AGORA」
予告編
舞台は紀元4世紀のエジプト、アレクサンドリア。
まだローマ帝国の支配下にあった時代。
あの闇に消えたアレクサンドリア図書館の最後の
光輝であったと言われるヒパティア(天文学、哲学、数学に通じていた
絶世の美女といわれる女性)とその弟子たちが、
図書館の知を守るために立ち上がる、という物語。
歴史上は、この美女はキリスト教徒に殺害され、
図書館も略奪されるのだから、悲劇になっちゃうのかも。
マルタ島で2008年の3月から6月まで
15週間の撮影、その上、歴史ものだから、
衣装から何から何まで金がかかっている。
スペインのエル・ムンド紙は、
「金の匂いがする」映画だと書いている。
そりゃ、するよなあ。
まわりが緊縮財政のときに、この大作!
スペインの法律-テレビ局は、
その利益の5%を映画に投資しなければならない、
ーが功を奏し、TELECINCOが中心になって、
製作費の8割以上を出したようだ。
主演は、アカデミー賞女優レイチェル・ワイズ(ってことはヒパティア役か)
マックス・ミンゲラ(「シリアナ」)。
4月23日付けのハリウッドリポーターでは、
「アメリカのバイヤーは、カンヌ作品を吟味している」
と伝えていますが、中でも注目は、
ヒース・レジャーの死によって途中から、
ジュード・ロウやジョニー・デップ、コリン・ファレルが
出演したテリー・ギリアム作品「The Imaginarium of Dr. Parnassus」
と「AGORA」だと。
おっと、5月5日付けの記事では、
ギリアム作品は「カンヌ開始前に契約しちゃいたい」らしい。
ま、ヒースの死により、注目は集まっていたからな。
でも、だが、しかし、「AGORA」に至っては、
製作費7,000万ドルと言われる大作なので、
権利料も必然的に高くなり、どこがその
体力があるのか、はたまたヒットの可能性は、
どうか、ということが検討されておるそうです。
ああ、しっかし、アメナーバル。
とうとう、英語作品にいっちゃいましたねえ。
(って、「アザーズ」があったか、すでに・・・)
おまけにギリアムが映画の説明している予告編、
といっても、これだけじゃ、何が何やら・・・ですが。
中身は見せないつもりなのかも。
なんてったって想像力勝負ですから。
「The Imaginarium of Dr. Parnassus」
アメナーバル、ああ~スペイン語映画の日々。
(アザーズ以外だけれど・・・)
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