今日は朝から騒がしい。
「今夜、列車は走る」の大阪での上映館、
第七藝術劇場が「靖国」を予定どおり上映する意向を
表明したため。
M支配人、新聞にテレビに大忙し。
ま、東京先行公開が普通の映画業界。
東京の劇場(バルト9、Q-AX、シネマート六本木)が、
すべて上映を中止したことで
大きなニュースとなった。
(その前に自民党議員の試写要求があったけれど)
右翼の街宣車やら、「やめろ」という脅しに
屈したみたいに書かれているけど、
良く分からないのは、
首相を初め政府側が上映中止を「遺憾」だと言っていること。
まるで他人事のように。
普通、表現の自由を統制したがるのは、
政府だと思っていたのだけれど、
政府が御しきれない団体があるのだろうか。
今日の広告をみると、一水会顧問の鈴木邦男氏も
この映画にコメントを寄せている。
どうも分からないことが多すぎる。
首相が無関心に「遺憾だ」というのだったら、
圧力をかけているのは、だれ?
なんだか魑魅魍魎。
どちらにせよ、明らかなのは、
今回圧力かけた人々は、
期せずして、「靖国」の宣伝に大きく
貢献したってことだ。
人は「見ちゃダメ」とか「見せない」と
言われるほど、見たくなるものだから。
他の映画と同じように普通に公開していたら、
どうだったのだろう。
今となっては、もう分かりようがないけれど、
今回の騒動が、「観たい」と思う人の数を
増やしたのは確かだと思う。
それはさておき・・・
ナナゲイは5/10(土)から「靖国」を上映予定。
「今夜、列車は走る」は5/3(土)からなので、
2週目から併映。
なんと!「靖国」と「実録・連合赤軍」という、
濃い~2本に挟まれるアルゼンチン映画。
一服の清涼剤となれるか!