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第29回新ラテンアメリカ映画祭その3/ベネズエラが賞金提供

今回は、このハバナの映画祭で初めて、
大賞作品に賞金が出されました。
ベネズエラのアマソニア・フィルムから。
さすが石油を国有化しただけあって、
金持ちだ。Operacion Milagro(奇跡作戦)
と銘うって、ベネズエラから石油を輸出する代わりに、
キューバから医師や教師をベネズエラに送っております。
先月、チリで開催されたイベロアメリカサミットの際、
フアン・カルロス国王に
「Por que no te calles?」
(私の中では、「黙らんかい!」と訳したい。
国王だからそんな下品なお言葉ではないでしょうが、
心情を代弁して・・・)
と一蹴されたチャベス大統領。
余談ですが、「Por que no te callas」は
着信音だけでは飽き足らず
いろんなリミックスができています。
チャベス大統領がブッシュ大統領の盟友であった
スペインのアスナール前首相を
「ファシスト」だと呼び、サパテロ首相が、
「彼はスペイン人に選ばれた首相だ」と
言っている場面をレゲトンのリズムで、どうぞ。
チャベス大統領の動向は、注目していますが、
憲法改正の国民投票で、僅差で敗北したのも、
連続再選を前提とした内容がおりこまれていたからか、と。
他の項目には、労働者の社会保障の充実など
いいこともあったのに、全部一緒くたにするのは、
いかがなものか。
あ、横道にそれすぎました。
賞金は以下のとおり。
Gran Coral (大賞)
30,000ドル
Opera Prima (新人監督作品賞)
25,000ドル
上記作品それぞれの監督に5,000ドル。
未制作の脚本賞を獲得した作品の
制作費支援も行うとのこと。
また、上記2作品は、アマソニア・フィルムが
ベネズエラ国内で配給する。
今年中に受賞作まで書かなくては。
あまりドキドキする結果ではなかったけれど。