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第4回スペイン・ラテンアメリカ映画祭作品のトリビア

スペイン・ラテンアメリカ映画祭
今年は、新宿バルト9!

各作品の紹介は、サイトを観ていただくとして、
トリビアなんぞをご紹介していこうと思いますが、
さて、間に合うのでしょうか?
まずは、チリ映画「マチュカ」。
この作品、2004年の新ラテンアメリカ映画祭で作品賞を獲得
(大賞は、ウルグアイ映画「ウイスキー」)、様々な映画祭で観客賞もとりました。
「マチュカ」の撮影監督、ミゲル・ホアン・リティン。
この名前、どこかで聞いたことないでしょうか?
ガルシア・マルケスの「戒厳令下チリ潜入記」を読んだことがある方なら、ピンとくるはず・・・そうです!
亡命していたにも関わらず、ピノチェト政権下に潜入したチリの映画監督ミゲル・リティンの息子です。
「戒厳令下チリ潜入記」の原題は、
La Aventura de Miguel Littin clandestino en Chile
と、名前が入っていますが、邦題は、「ある映画監督の冒険」。
潜入したときに撮影したドキュメンタリーは、1987年に日本でも
同名タイトルで公開されました。
「マチュカ」の時代背景にもなっているピノチェトの軍事クーデターは、
1973年9月11日。
ラテンアメリカにとっての9.11です。
(アメリカ合衆国とピノチェトの9.11については、
現代企画室の太田昌国氏の発言ページをぜひ!)
「マチュカ」予告編